看護師

病気による変化への対応

聴診器

理解を示す姿勢で

うつ病になると気持ちの変化がみられ、ひどいときには感情を持つことすらやめてしまいます。また、イライラが増長しやすく落ち着かないこともあります。その場合、本人が自分には価値がないと感じていたり、罪悪感に悩まされていたり、思考力などが鈍っているのが一般的です。そのため、イライラの原因はどこにあるのかを一緒に考えるという接し方をしていきます。できなくてもいいこと、焦らずに時間をかてもいいことなどを伝えて、落ち着いて体を休められる環境を作ってあげることが重要です。また、うつ病では考え方も変わっていきます。本人は一人で考えて、何かを行動したり決断を下したりすることが難しくなり、混乱と自信喪失、抑うつ気分が増している状態です。そのため、無価値観や罪責感にさいなまれないように、病気がよくなればもとに戻ることに理解を示す接し方が必要になります。焦らせたり、無理をさせることは禁物で、できないことは手伝い、ストレスを感じさせないような関わり方をしていきます。加えて、うつ病であるということを本人が認識できるような接し方をして、病気の理解を互いに深めていくことが重要です。からだの不調をもし感じているようであれば、受診して安心感を得られるようにします。そして、うつ病になると基本的に日常生活の動作でも最低限の行動にとどまり、他人と交流することを好まなくなります。つまり、部屋に引き込まりがちになるわけです。加えて、物音や言葉に敏感になりがちです。できるだけ、一人にしないようにして、本人の気持ちを理解しながら、できていることを認めてあげてアピールしていくようにします。さらに何をするにも面倒に感じがちなので、無理にやらせようとしても逆効果です。怠けているというのは絶対にタブーです。とにかく、そのような時期には休息をできるだけ促すような接し方を心掛けます。主婦の場合や家事や育児などができなくなることがあります。これは、ホルモンのバランスが乱れたり、家の中での役割をめぐるストレスが原因の場合もあるので、解決には家族の理解と協力が必要です。